平成24年度 体で対話しよう!演劇コミュニケーション
実施概要
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NPO法人フリンジシアタープロジェクト所属 F・ジャパン(2)、首藤慎二(1・2)、高杉征司(2)、中田光照(1)、福原加奈(1)、葛井よう子(1)、村上慎太郎(1)、柳原良平(1) | |
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岡山市立妹尾小学校での事業風景
内容
今年度の演劇ワークショップは妹尾小学校と箕島小学校で実施しました。妹尾小学校では3年生を対象にクラスごと、3日間に分けて実施。箕島小学校では1日の各コマで1年生から4年生を学年別に実施しました。両校通じて発声練習やコミュニケーションゲームから導入され、まとめに簡単な表現を体験する内容でした。演劇ってどんなものだろう?講師は短いお芝居を披露し、意思を伝えるために必要な行動や、今この場所に存在しないものがお芝居の背景として表現される、創り上げた空間を無視した行動がお芝居を無意味にする、といった演劇に必要なこと、おもしろさや怖さを子どもたちに気付かせました。コミュニケーションゲームでは、突然教室が水の中になったり床が熱くなったり滑ったり。子どもたちは自由なゲーム感覚で自然に演技を体験。1人、2人、3人と表現者の設定人数が増えるにつれ協力と役割分担が必要になっていきます。最後には10人前後のグループで「シンデレラ」や「駅」など設定された空間を表現し、観客になった生徒がその空間を推理しました。自分の立場や状況を非記号的に相手に伝えるという難しい演劇要素を、子どもたちはゲームの中で自然に掴み楽しみながら演技を披露していました。箕島小学校の4年生では2コマ連続で実施し、子どもたち自身でストーリーを作ったお芝居をグループごとに発表することができました。
小学校からの報告抜粋(ワークショップの感想や子どもたちに見られた変化など)
- 日頃できない動作や声出しなど、子どもたちの心は解放されていた。
- 自己表現が苦手な児童や、大きな声を出すのが恥ずかしい児童が多かったが、一人ひとりがワークショップを楽しんでいた。
- 子どもたちへの細やかな声掛けで、どの子も力を発揮していたように思う。
- 即興で、恥ずかしがらずに表現できる力がついた。
- 大きな声で発表できる子が増えてきた。