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本事業は、ダンス・演劇などの第一線で活躍する芸術家を学校へ派遣する事業です。学校派遣(アウトリーチ)により、子どもたち一人ひとりの文化芸術に接する機会を促進することで、子どもたちの想像力、表現力、コミュニケーション能力等を育むことを目的としています。

平成24年度 体で表現!ダンスコミュニケーション

実施概要

岡山市立旭東小学校
平成25年1月22日(火)、2月26日(火)各10:50~12:25(95分)
岡山市立旭東小学校体育館
清水フミヒト(プロダンサー/ダンス・インキュベーション・フィールド岡山講師)
アシスタント:矢萩もえみ(プロダンサー)
49名(5年生27名、6年生22名)

岡山市立旭東小学校での事業風景




内容

3月の定例行事「6年生を送る会」に向けたダンスのワークショップでした。ダンスで伝えたい想いやテーマ、取り入れたい動き、使用する曲など事前に子どもたちからアンケートを集めて実施。仲間との団結や絆、自分たちの成長、新たな道への挑戦、6年間の思い出、在校生に対する想い、忘れないでほしいなど多くの想いが寄せられました。小学校との打ち合わせを重ねながら曲を決め、講師は子どもたちの想いをユニゾン(全員で同じ動きをするパート)に盛り込みました。1回目はオープニングやユニゾンを練習、生徒の創作部分は2回目までの宿題にしました。子どもたちはまず歌詞を覚え、そこに込められた想いに自分達の想いを重ねました。創作活動は数グループに分かれ主体的に取り組み、2回目には曲を通してダンスでの表現を楽しむことができました。自由な身体表現は難しいですが、困難から「確実な何か」を生み出した経験は、子どもたちにも「確実な何か」を残しました。予定にない3回目の講師来校というサプライズは、たくさんの小学校生活の思い出の一つになったのではないでしょうか。
今回は担任の先生にもソロパートを用意しました。決して得意ではないダンスに一生懸命取り組む先生の姿は、子どもたちにも大きな影響を与えました。

小学校からの報告抜粋(ワークショップの感想や子どもたちに見られた変化など)

  • 送る会に向けて相談し、練習する姿から「やらされている」のではなく「自分たちでやろう」という意識が感じられた。最初は口数が少なかったグループからも徐々に声が聞こえだした。
  • 他の運動領域では活躍しづらい児童や、特別支援学級の児童が活躍できる場面も多く、互いの考えや頑張りを認め合う姿が見られた。
  • 作品創作という必要感の中で、前に進むためには互いの協力が必要なことや、自分の殻を破らなければならないことがある、ということに気付いたのではないでしょうか。

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